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2011-12-15

舞台 「ロッキー・ホラー・ショー」 いのうえひでのり氏版

いやー。

12月に入って、やーっとこさブログの更新をしようと思いきや、なんと風邪っぴきの状態になっております。。。

まー、それでも待望の「ロッキー~」は元気いっぱいで行ってくることができました。
日頃、善行はしておくものですわーっっ。フホホホ


この演目を、本当に楽しみにしていたにもかかわらず、神奈川芸術劇場なんていう東京からはハンパに遠い場所での公演で、おもいっきり遅刻しかけたぱんだは、今まで(全人生において)したことないような猛ダッシュで駆け込み、なんとか開演時に間に合うことができました。
フツーなら諦めて、トロトロ歩いて行くところなんですが、この演目だけはっっっっっ違うのです!!!!!

何故か?


。。。というとですね。

この演目は、まず売り子さんが会場内を回って、お客に何かを売るなり無料で配布するなりのパフォーマンスがあるのです。
そこまでだと、他にもそんな演目は山ほどあるだろと思われがちですが、どっこい、「ロッキー~」のオープニングはこの売り子さんが突然歌い始めてしまうのです。
まー、売り子とはいっても、完全に舞台メークをした女優さんたちなんですが、歌を歌うのは一人だけで、主要キャストのマジェンタという役の役者さんが「売り子」の役も兼ねているのです。


なので、今から26年前、新宿のシアターアプルで観た日本初・日本人キャストによるこの演目では、この役をミュージカル女優としてはまだ駆け出し(?)の頃の島田歌穂さんが演られていて、その衝撃たるや、瞼を閉じると鮮明に蘇ります。
ぱんだと島田さんの出会いは、まさにこのとき。 って、一方的にですよ。当たり前ですが。

特に、このマジェンタという役は、ぱんだにとって特別なキャラクターなのです。(高校時代、ぱんだが在籍していた少女ロックバンドのバンド名が「マジェンタ」。もちろん、この演目でキラリと光を放つ彼女のキャラクターに対してのリスペクトで)

なので、どーっっっしても開演に間に合いたかったぱんだ、必死に走って汗をかいたおかげさまで、今日は熱を出して寝込む寸前になっているわけでして。。。(涙)


前置きが長くなりましたね。


とりあえず、ちょいと説明なんですが。

この演目は、イギリスのリチャード・オブライエンというおっさん怪優が自分のためにつくったオリジナルのロック・ミュージカルであります。
もうもうもう、そりゃあパックリと好き・嫌いが分かれてしまう内容となっておりまして、70年代のデカダンスといえばセックス・ドラッグ・ロックンロールの三本柱。
これに当時はまだヤバイとされた性倒錯と、B級SF映画たちへのオマージュなんかがふんだんに織り込まれて、キャッチーで誰でも口ずさめるような素敵な音楽がドカンと注入されています。

ぱんだもねー。。。最初はちょいと怖いと思ったんですよ。 なんせ、中学生だったんですから。
恐る恐る、レコード(LP盤)を購入し、針を落とした途端に、不安が吹き飛んだのを覚えています。
覚えはじめの英語力で、歌詞カードを握りしめながらノリノリでに歌いまくりの日々。。。。おかげで、オリジナル・ロンドン・キャスト版から映画版まで、すべての楽曲を空で歌えるという、ちょっとした「ロッキーホラーフリーク(おバカ)」に大変身。
音楽のテストでは「フランケンシュタインの城で」というビッグ・ナンバーをクラス全員の前で披露(歌とピアノ演奏)をして自己満足に浸りまくり。

当時、ちょうど日本に本場さんたちが来日しており、よせばいいのに九段下までおっかけしまして。。。
ジギー・バイフィールド(フランケン役)とレイナー・バートン(ロッキー役)に逢えるなら、命差し上げますってなくらいの勢いでしたから。


まー、そんな思い出話は横に置いときましょう。


今回の、これですよ。

この、21世紀に、この演目ですよ。 しかも新バージョン。

初演時からちょうど10年後に、新しく生まれ変わった日本人版のときは、主演をROLLYさんが演じられていました。 もちろん行きましたが、やはり「マジェンタ」役の島田歌穂さんが忘れられず、彼女の出ない「ロッキー~」なんて。。。という気持ちが先行してしまいまして。。。

今回は、「TOMMY」でもおなじみの、いのうえさんの演出ということで、かなり期待しちゃっていましたが。。。
主演は、古田新太さん。 フランケン・フルター役がピッタリのお名前なんですが、ビジュアル的にどーなんだろー??なんて思っていたぱんだ、ごめんなさい。反省です。
あーんなに歌が上手いフルター博士を、初めて観ました。
ティム・カリーもビックリの歌唱力(声はちょいと本家様に似てますが)で、存在感もバッチリ。ビジュアルもゴージャスで、文句なしのキャスティングでした。
前シーンである「タイム・ワープ」というダンス・シーンがいまいち期待していたほど盛り上がらず、観客がちょいと引いてた感がアリアリの状況だったのです。
にもかかわらず、登場して着ていたマントをバアーーーーーーッと脱ぎ捨て、下着・ガーター付網タイツ姿の古田さんを観た途端、会場中がわわわわーーーーーっっっっという拍手に包まれました。

もう、ひと安心ーーーっっ。

いやー、一時はどーなるのかと思っていた矢先だったもんで。。。


実は、この演目は世界中で映画版を上映しており、その際、スクリーンに向かってヤジを飛ばしたり、キャストと一緒に「なり切り御免」で歌ったり踊ったりするのがメッチャ楽しいってんで、それ目当ての客がワンサカ押し寄せるのではという懸念がありました。
なので、HPでも節度ある楽しみ方を提唱しており、「この場面ではここまでやってもオーケーだけど、これだけはダメ」みたいな注意事項を理解した上で来てくださいってことだったのです。
たとえば、結婚式の場面でお米は投げちゃダメだけど、雨の場面では新聞紙を頭にかぶってもオーケー。
なので、ぱんだはしっかりと新聞紙を持参で乗り込んだんだけれども、会場にいた観客の年齢層がかなーーーーり高くて、皆さんとってもお行儀よく鑑賞されていて、ぱんだは持ってきた新聞紙をカバン様から出す勇気が出ず。。。ペンライトもしっかり持っていたのに。。。無念。
でも、一人だけ勇敢なファンの方が、ほぼ客席の中央で「タイム・ワープ」のお約束振り付けを、派手なコスチュームのわりには地味に踊っておられました。(汗)

そんな”ありえない”状況下の中での、主演・フランケン・フルター博士の名登場シーン。
いやー、サスガに「ロッキー~」世代の中高年たちも我慢の限界、高くこぶしを上げながら「うぉぉぉぉーーーーっっっっ!!!!」だったわけであります。


エディー役のROLLYさん。

かつては、主演のフルター博士として君臨されていましたが、今回は物語のキー・パーソン的存在であるエディー役でのご出演でした。
出番は少ないですが、映画版でこの役だったミート・ローフは、インタビューで「このナンバーを歌いこなせるヤツが俺以外に誰もいなかった」という、いわく付のロックンロール・ナンバーを完璧にこなしてくれました。
ぱんだも知らなかったんだけど、この「ホット・パトゥーティー」という楽曲を、何かのイベントでクィーンのブライアン・メイが歌ったというのは本当なんでしょうか????


ナレーター役の藤木孝さん。

日本人版での、本家・フルター博士役でした。 本当にカッコ良かったです。
何事にも、コアなファンがベッタリとついている作品に初めて取り組むというのは勇気がいるものでしょう。 かくいうぱんだも、ティム・カリーとジギー・バイフィールド以外のフルター博士なんて、この世に存在するわけがないと思っていましたから。しかも、日本人だなんて!!!!
でも、とりあえず観てみないことには判断しようがないと思ってでかけたシアターアプルで、島田さんと同じくらいの衝撃を与えてくださいましたね。
今回の役は、ナレーター役。。。 最初聞いたときには、「あああ、その手があったか!!」とヒザを叩いてしまいました。
ナレーターが最後につぶやく、

「地表這い回る”人間”という昆虫たち。いつとも知らず、どこなのかも知らず、見失ったのは。。。生きる意味」

というセリフ。。。

一見、ゆる過ぎる世界へ、一石を投じたようなこの言葉が藤木さんのシブい声によくマッチしていて、グッとくるものがありました。
(今作は、藤木さん、ROLLYさん、古田さんと、3人のフルター博士が揃い踏みというところも、見どころのひとつでもあります)


ロッキー・ホラー役の辛源さん。

よくもまー、これほどこの役にふさわしい人を選びましたねー。
たしか、ロッキー役はオーディションで選んだんですよね。
美形・筋肉マン・セクシー・歌も上手い。
古田さんをお姫様抱っこできることが条件だったはずなので、それが見られるのかと期待してたけど、最後までなかったので残念。

残念つづきでちょっと挙げると。。。

「タイム・ワープ」でコロンビアのタップ・ダンスが見られなかったこと。
リトル・ネルの軽快なタップ・シーンは頭から離れませんが、コロンビア役のニーコさんの衣装が、タップ・シューズではなくてフツーのブーツ。
それを見て「あ、タップは無いんだな」と理解した途端にがくんとテンションが下がっちまいましたわーっっ。

そして、フルター博士の実験室が地上ではなくて地下だったこと。
怪しすぎるエレベーターに乗ったフルター博士が上階から降りてくるという、この世のものではない感が醸し出されている名登場シーンのあと、再びエレベーターに乗ってカッコ良く去っていくとき、やはり天上へ登っていくというシーンがあるのですが。。。
地下へ降りてっちゃったら、なんか違ぁぁーーーーーーーーーう!!!!
宇宙人っていう設定だからこその宇宙船なんだし。。。まー、地下でもいいっちゃいいんだけど、演出上しかたないにしても、ちょっと不満でした。

さらに、あれほど映画版に忠実に表現しているにも関わらず、可哀想なエディーのために全員で歌う「とんでもないものを食わされるディナー」のシーンがそっくりそのまま抜けちゃってたこと。
あのシーンは、フルター博士の残虐性を観客に魅せる名シーンなんですけど。。。

さらにさらに、歌詞がわからない。。
せっかくROLLYさんの対訳なのに、英語版の歌詞を熟知しているぱんだのようなファン以外の方々には、何を歌い、語っているのか、イマイチ聴き取れないというか。。。これは致命的でした。
「TOMMY」のときもそうだったけど、”初めて観る”という、ある意味ツワモノさんたちには、ストーリーが追えないかもです。 ただでさえ、ワケがわからないストーリーだっていうのに。。。
でも、頑張ってみる価値はあります。こんなにぶっ飛んだ世界観、他では絶対に味わえないから、多少のわからなさはヨシとしましょう。フホホホホホ。。
まー、ぱんだ的には全然オッケーなんだけど、初の日本語版CDを購入し、家に帰って歌詞カードを見て確認する必要がありましたから。
良かったよー!!! さすが、ROLLYさん。 素晴らしい歌詞だったよーっっ!!!
(ついでに、長袖のオリジナルTシャツも購入。 我ながら、呆れます。。。)


まー、突っ込みどころはいろいろとあるのですが、ほぼ映画版に忠実で往年のコアなファンは大満足の2時間でした。
悲しいかな、劇団・新感線のファン以外は(たぶん)ほどんどが中高年層。
当たり前なんだけど、こんなに面白い演目を、若い人たちにも観て楽しんで欲しいところです。
カルトと言えば、これほどカルトな作品も珍しいです。 何十年も愛され続ける理由が、そこには必ずあります。




是非是非是非、、だまされたと思って、足を運んでいただきたいっっっ。


25日まで、KAAT 神奈川芸術劇場
12/31~1/4 福岡 キャナルシティ劇場
1/13~1/22 大阪 シアターBRAVA!
1/27~2/12 東京 池袋サンシャイン劇場


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No title

横から失礼します。
舞台版と映画版では脚本が違います。
食事のシーンは舞台版脚本にはありません。
ブライアン・メイの「ホット・パトゥーティ」についてはパンフレットに書かれていましたよ。

No title

わーっっ。コメント、ありがとうございます。

そーなんですよねー。
実は、ぱんだも舞台版にはディナー・シーンはなかったかも。。と思い出しておりました。ご指摘、感謝です!
ですが、今回のこのバージョンは、かなり映画版を意識していると思われたので、そこまで忠実にやるなら、ディナーのさわりくらいはやって欲しいところだと思いまして。。。

ブライアン・メイの件ですが、実はぱんだも、パンフを見ました。
でも、どーしても信じられなかったので、映像を観た方がもしかしておられるのでは?と思い、ちょっと書いてみました。
あの、ブライアン・メイがですよ。 よりにもよって、あの曲をーーーー!!???
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naopan555

Author:naopan555
「ぱんだ」と申します。
東京・世田谷在住のカバン大好き女子!
ダンナと猫の3匹(?)暮らしです。

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