2010-03-10

歴史ドラマ考 2

ぱんだのストレス解消法として、「スカパーで海外ドラマを見倒す」というのがあります。
テレビ大好きおばさんとしては、これはもう、なくてはならない宝物。

そこで、今回はその中でも歴史ドラマについて触れてみたいと思います。

以前、韓国歴史ドラマの「チャングムの誓い」について記事にしましたが。。。どっこい、韓国ドラマの歴史モノというのは山ほどあるのです。
長くなるので、今回はとりあえず置いておきます。 いずれまた、たっぷりとご紹介しますわーっっ。

さてさて。。。

今回、取り上げたいのはアメリカ・カナダ・アイルランド・イギリス合作のドラマで、本格派時代劇。
「THE TUDORS〜背徳の王冠〜」。
2007年から製作しており、現在日本ではシーズン2を放送しています。2007・2008年にはエミー賞を連続受賞していますね。

16世紀のイングランド国王・ヘンリー8世の波乱に満ちた生涯を描いているのですが、このヘンリー8世。。。
実は、この王様が歴史的に有名になった最大の理由として、6人の王妃を持ったということなのです。
一応、イングランド史上では(何ヶ国語もペラペラだったらしい)インテリ王としても有名ですが。。。
ローマ法王が絶対権力者だったご時世に、離婚がご法度とされたカトリック教会の掟を破りまくり、勝手に法律を捻じ曲げて解釈して次々と奥方をチェンジしていく。。。ある意味、古い体制に立ち向かう、勇気ある王様なのです。(wwwww)
まー、日本では太古の昔より、帝や将軍が側室を持つのは当たり前でしたし、江戸時代には「大奥」なんてとんでもないシステムが確立されていたくらいなので、日本人にはあまりピンときませんが。。。


まず、一番目の奥さんである「キャサリン・オブ・アラゴン」は、あの(スペインからイスラムを追い払い、統一しちゃった猛者)イザベル女王の長女で、スペイン王家から多額の持参金とともに輿入れした正統派王妃様。
元々、ヘンリーの兄であるアーサーの嫁でしたが、アーサーがあっさり若死にしたおかげで、弟の嫁にさせられるという、なんとも「ふざけんなっっ!!」的な立場なのです。まー、当時のイングランド王が持参金惜しさに無理矢理引きとめ、苦肉の策で弟の嫁にしたようですが。。。

次の奥さんが、ブーリン卿の次女、「アン・ブーリン」。
実は、6人の女達の中で、ぱんだの一番のお気に入りがこの人。 まー、王妃付きの侍女だったアンが、ヘンリーに見初められて正統な奥さんだったキャサリンを追い出すかたちとなり、王妃の座を奪うというもの。
トーマス・モアをギロチン台に送った張本人だとか、イギリスをローマ・カトリック教会から破門に追いやった魔女だとか言われて現在に至っていますが、一番悪いのはヘンリー8世自身でしょ???
彼女が残した一粒種、エリザベスは後の「偉大なる賢女帝」と称されたエリザベス1世になるわけで、イギリスの歴史上、アンが残した足跡にはもっと敬意をはらっても良いのではないでしょうか。。。

まー、こうなった原因のひとつとして、ヘンリー8世にはなかなか男子の世継ぎが生まれなかったことがあげられます。単なる女好きのスケベ王だと言ってしまえばそれまでですが、男子に拘り続けたヘンリーにも同情の余地はあります。
「兄弟の妻を娶った者には、決して男子は授からない」という迷信を頑なに信じていたというヘンリー。。。一国の王としての使命感から、極限まで追い詰められての暴挙と言えなくもありません。
結局、男子を流産したアン・ブーリンはお払い箱となり、ギロチン台へ送られてしまうのです。

昔、ある霊能者がテレビ番組でロンドン塔を訪れたおり、マジンガーZに出てくるブロッケン伯爵よろしく、「自分の首を抱えているアン・ブーリンの霊が見える」と言っていましたが。。。(汗????)

まー、結局、次の奥さんである「ジェーン・シーモア」が見事に男子を産んで、一件落着かと思いきや。。。このジェーンが産褥死をしてしまうのです。なんとまあ、ドラマチックな展開なのーっっっ。
奥さんの首を挿げ替えるという暴挙に味をしめた(?)ヘンリーは、その後も次々と離婚・結婚を繰り返すのです。

次の奥さんが「アン・オブ・グレーブス」で、ヨハン3世の娘として輿入れしたものの、当時のお見合い写真である肖像画と実物のギャップに、美女好きのヘンリーが大激怒。結婚後、半年で離婚。

次の奥さんは、アン・ブーリンの従姉妹「キャサリン・ハワード」。これも、結婚1年目に反逆罪で離婚。

最後の奥さんは、一番学識が高くて”デキル女”だった「キャサリン・パー」。ヘンリーの子供たちの教育係を勤めていました。ヘンリー王は、この人に看取られて心静かに亡くなったようなので、晩年は幸せな日々を過ごしたのでしょう。

現在、ドラマではアン・ブーリンに代わってジェーン・シーモアが頭角をあらわしているところ。これからが一番面白くなってくるところで、大いに楽しみです。
シーズン3では、アンのギロチン場面と、ジェーンが主役になると思いますが、ぱんだはアンが活躍するシーズン2もお勧めです。
ヘンリーの野望を満たす女として、アンのような「勝ち気で強い女性」だったからこそ成し得た離婚劇。ジェーンのような、「しとやかでおとなしい女性」が2番手だったら、絶対に有り得ない展開だったと思います。
なんといっても、ひとつの大国を動かしたスゴイ女ですから、これだけ後世に語り継がれているわけで。。。
やっぱり、好きだなぁぁ。アン・ブーリン!!!!

役者陣ですが、ヘンリー役は若手イケメン俳優、ジョナサン・リース・マイヤーズ。実際のヘンリー8世の肖像画とは似ても似つかない、そこいらのお兄ちゃん風ですが、超イケメンなので許します。(涙)
その他、ウルジー枢機卿にサム・ニール、ローマ法王にピーター・オトゥールなんていうお歴々のお姿も。。。
肝心のアン・ブーリンは黒髪がお似合いのナタリー・ドーマー。とっても個性的な美女。ばんだ好みよーっっ。
衣装やロケ地にも拘りを感じるし、音楽もGOOD! ただ、必要以上にエロティックな場面を入れてエンターテイメント性を出そうとしているようですが、そんなものは無くても全然OK。ドラマの完成度には何の支障もありません。


70年代のプログレッシブロック界の覇者・リック・ウェイクマンの代表傑作に、「ヘンリー8世と6人の妻たち」という組曲があります。その名の通り6曲で構成されており、それぞれの女たちの個性に併せて曲調が変わるのですが、アンのときだけ全くの別世界へ連れていかれてしまいます。
この組曲だけで判断すると、アン・ブーリンという女性は「とんでもない猛女」と言わざるを得ません。ですが、他の5曲のどれにもない「新しさや力強さ」が感じられ、それはそれは魅力的な女性だったのだろうと推測できるのです。
ぱんだがこの曲を初めて聴いたときは、まだ中学生頃だったと思いますが。。。子供心に、激しく揺さぶられるものを感じました。
いやー。。。懐かしいなぁぁーーーっっ。フホホホホホ。。。



実は、今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」についても書こうと思っていましたが、勢いあまって長文になってしまいました。なので、また機会があったらということで。。。


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